田代谷内のブナ林へ、次年度のイベントの下見を兼ねて行ってきました。一歩踏み入ると葉の乾いた音が「がさ」っと心地良い響きが林の中に木霊します。その下では動植物たちが、ブナの葉の布団を掛け、来春までゆっくり眠りにつき、ときより、田代池の水面に浮かぶコガモたちのひそひそ話がすっかり聞こえ、枝を揺らす風が、残っている葉を「そうっと」優しく地面に誘う。そんな何気ない風景を見ているだけでうれしいし楽しい。
冬を待つブナの木肌、雪より白いというイメージ。グリーンシーズンにはうっそうとしたイメージの林も。落葉した姿はすっきり。春の新緑より、薄紫に見える景色がブナらしくてきれいです。