羽黒山荒澤寺正善院の「秋の峰入り」が25日より31日、出羽三山神社の「秋の峰入り」が26日から9月1日、山伏となるための厳しい修行が始まりました。白装束に身を包んだ修行者が峰入りが始まると法螺貝の音色が山内に響き渡り、木霊する音が心地よく感じられます。また修行者の白装束が日に日に汚れることで、その厳しい修行が伝わってくる。
修行の最終日の「八朔祭」は、出羽三山での「秋の峰入修行」の中で、勇壮な炎の祭りが行われます。8月31日深夜から始まり、この日までの1週間、行を積んだ山伏たちが、境内の蜂子神社前の護摩壇に火を放ち、盛大に護摩が焚かれます。稲の結実期にあたり、台風などによる災害にあうことがないよう祈願されます。