何とも微妙な天気での開催となった「ぶらっと」観察会。ラムサール条約に登録され今年10周年を迎えた大山上池と下池ですが、今回は下池のほうで野鳥の観察を行いました。大山公園駐車場から下池へ向かう前に、まずは参加者へ双眼鏡の使い方や注意するポイントを説明をし、実際に双眼鏡を自分に合わせて調整し使う練習。双眼鏡に慣れてきたところで下池へ向かってゆっくり歩きながら観察会を開始。池にはオナガガモやマガモを中心にたくさんの鳥たちの姿があり、パークボランティアから雌雄別の特徴の解説、水鳥の羽が落ちていても素手で触らない様に(病原菌がついている可能性もあるため)といった観察時の注意点などを聞きながら、双眼鏡を使って水鳥の観察を行う。もっと天気が良ければ、その後も「ぶらっと」歩きながら野鳥や自然観察する予定でしたが、雨が少し強く降ってきたため「おうら愛鳥館」へ移動して館内で観察会を続けることにしました。館内からはオオバンが水中に潜る姿やカルガモが隊列を組んで泳ぐ姿も見られた他、オナガガモやマガモの中に混じってカンムリカイツブリを発見したもののあっという間に見失ってしまったりしながらも楽しい観察会となりました。
大山上池と下池には多くの野鳥が入ってきますので、双眼鏡片手に水鳥たちを見に行ってはいかがですか。鶴岡市自然学習交流施設「ほとりあ」に立ち寄って情報収集してから行くのもおススメです。
屋外での催しは今回の「ぶらっと」観察会が年内ラスト、残りは全て屋内での催しです。年が明けるとスノーシュートレッキングなどの屋外での催しが予定されていますので宜しくお願いします。
報告者:齋藤