イベント報告

初夏の弥陀ヶ原を彩る植物観察会2days ―7月2日(日)―

7月2日と3日に予定していた観察会、2日は視界不良でしたが雨の心配なく無事に開催できたものの、3日は悪天候のため、残念ながら中止する事になりました。
観察会はパークボランティア1名に対し参加者が4~5名というグループで複数に分かれ、ゆっくりと弥陀ヶ原の高山植物を見てまわりました。今年は雪融けが遅かった事もあり、例年よりも開花が遅れているようでしたが、チングルマ、ツマトリソウ、イワイチョウ、ゴゼンタチバナ、ウラジロヨウラク、ミズバショウ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウなどが観察できました。特にコバイケイソウはたくさん咲くのが数年毎になり、年にとってはあまり見られない事もあります。月山では一昨年たくさん開花したので昨年は少なく観察会の時に見られたのは僅かに1つだけ、周期的には今年もほとんど見られないと思っていたので10にも満たない数でしたが見られてよかったです。
中之宮の近くには一箇所、弥陀ヶ原の他の場所よりも毎年遅くまで雪が残る場所があります。今回もまだ雪が残っていましたが、6月18日(月山を外来植物から守ろうパート11実施日)に比べるとかなり雪が融けていました。もうしばらくするとこの辺りでも遅れてミズバショウが見られることでしょう。

7月にはいってから天気の良い日が少なかったですが、天気予報を見てみるとこれからは天気の良い日も多くなりそう。弥陀ヶ原は高山植物数多くあるだけではなく眺めも抜群。無量坂からみる弥陀ヶ原と庄内平野、そして遠くに見える鳥海山は最高です。たくさんの高山植物と抜群の景色が待っていますよ。

                          報告者:齋藤

雨は降っていないが視界不良な弥陀ヶ原観察会

中之宮近くの残雪の上で一休み

無量の池近くに咲くミズバショウ

コバイケイソウ  今年はあまり見られないかも