イベント報告

月山を外来植物から守ろうパート12 ―8月11日(金) 山の日―

今年3回目、通算12回目の外来植物除去イベント。近年、山頂周辺や登山道沿いなどに本来月山に生育していなかった外来植物や低地に生える植物の繁茂が確認されており、これらの植物を除去することにより、月山本来の植生保護保全の重要性について理解を深めることを目的として、昨年より祝日「山の日」となった8月11日に開催しました。場所は昨年の山の日にも作業を実施した西川町姥沢のリフト上駅周辺。オオバコ、エゾノギシギシ、セイヨウタンポポなどの外来植物の除去を行いました。姥ヶ岳や山頂方面はガスがかかって視界不良、時折小雨も降るなど登山者にとっては残念な天気となりましたが、除去作業するには暑くもなく丁度良い天気でした。
参加者・スタッフ総勢36名、途中で休憩をとりながら約2時間作業を行った結果、重量にして102.1㎏の外来植物を除去する事ができました。参加者、スタッフ、リフトを運営している月山観光開発株式会社様をはじめイベント開催にあたって後援・協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

今回のような手作業による除去作業を行う以外にもこれ以上増えないように登山をする前に登山靴などの靴裏は綺麗にしてから登山に臨むなど、1人1人のちょっとした心がけが植生の保護保全にも繋がります。

               報告者:齋藤

 

除去作業について説明中。

除去作業

除去した外来植物の重量は102.1㎏