イベント報告

初夏の弥陀ヶ原観察会 ―7月14日(土)―

すっきりとした晴れ模様とはならずに残念ながら曇り空、九合目・山頂方面はガスがかかっていて視界不良。ただ、雨の心配は低く、歩くのには丁度良いくらいのコンディションとなりました。観察会は3組に分かれて弥陀ヶ原を回り、たくさんの高山植物を見る事ができました。
今、弥陀ヶ原で一番目につくのはニッコウキスゲで弥陀ヶ原全域でその姿を楽しめます。今年当たり年のコバイケイソウは盛りを過ぎましたが、弥陀ヶ原の中でも雪融けが遅かったところではまだ見られます。他にもヨツバシオガマ、キンコウカ、トキソウ、タテヤマウツボグサ、ゴゼンタチバナ、ハクサンフウロ、マルバシモツケ、イワイチョウ、ウラジロヨウラク、ガクウラジロヨウラク、マイヅルソウ、ワタスゲ、ミヤマホタルイ、ズダヤクシュ、オオコメツツジ、チングルマなどが見られ、中之宮から少し歩いたところではミズバショウもわずかに残っていました。そして、弥陀ヶ原の中でも決まった池塘にしかないオゼコウホネもようやくその姿を見せてくれました。

 

コバイケイソウとニッコウキスゲ

タテヤマウツボグサ

キンコウカ

オゼコウホネ

ハクサンフウロ

ニッコウキスゲに囲まれる一同