15回目となる「月山を外来植物から守ろう」を山の日・8月11日に開催しました。
近年、月山山頂周辺や登山道沿いなどに本来生育していなかった外来植物や低地に生える植物などの繁茂が確認されています。これらの植物を除去して月山本来の植生保護保全の重要性について理解を深めることを目的として実施しました。
西川町姥沢の月山リフト上駅のそばにある休憩所や公衆トイレ周辺、木道や敷石といった多くの人が往来する場所に繁茂しているオオバコやエゾノギシギシなどの植物の除去を行いました。今年は昨年よりも多い参加者・スタッフ総勢46名での作業となりました。昨年はガスがかかっていて時折小雨が降るなど天気に恵まれたわけではなかったのですが、今年も同じようにガスがかかっていて姥ヶ岳や山頂方面の視界が悪い状況のうえ、降っている雨が時折強くなるなど昨年よりも天気に恵まれず、2時間ほど予定していた作業時間を1時間に短縮して行いました。今回の作業で除去した外来植物の重量は94.8㎏、予定より短い作業時間ではありましたが、昨年よりも多くの人で集中的に行った結果、多くの外来植物を除去できました。 除去作業参加者、環境省東北地方環境事務所、パークボランティアの皆さんをはじめ催しに後援・協力いただいた西川町、鶴岡市、月山観光開発株式会社、月山ジオパーク推進協議会、休暇村羽黒、月山ガイド協会、自整協羽黒支部の方々、ありがとうございました。
今回のような手作業による除去作業を行う以外にもこれ以上増えないように登山をする前に登山靴などの靴裏は綺麗にしてから登山に臨むなど、1人1人のちょっとした心がけが植生の保護保全にも繋がります。
報告:齋藤