イベント報告

月山を外来植物から守ろう パート18  ―8月11日(日)・山の日―

 8月11日(日)・山の日に西川町姥沢の月山ペアリフト上駅周辺で「月山を外来植物から守ろうパート18」を実施しました。近年、月山山頂周辺や登山道沿いなどには、本来生育していなかった外来植物や低地に生える植物などの繁茂が確認されており、これらの植物を除去することで月山本来の植生を保護することや、保全の重要性についての理解を深めることも目的として実施しました。今年は、5月25日のパート16・6月17日のパート17が、それぞれ道路や天候の事情で中止となっていますので、今回のパート18が今年初の外来植物の除去作業となりました。
 今回は参加者・スタッフ総勢31名で、月山ペアリフト上駅のそばにある休憩所や公衆トイレ周辺、木道や敷石の間などに繁茂しているオオバコやエゾノギシギシ、セイヨウタンポポなど外来植物の除去を行いました。小雨が降る中での作業となった昨年と違って、好天に恵まれ暑い中、合間に休憩を挟みながら行った約2時間の作業の結果、除去した外来植物の重量は75.4㎏となりました。(現地では65.4㎏と発表しましたが、計算間違いしていました。申し訳ございません。)休憩所の裏手などではオオバコやエゾノギシギシなどの外来植物は昨年に比べて少なくなったのですが、休憩所の正面から公衆トイレにかけての敷石の間やその周辺などでは、今回の作業でも除去しきれなかった箇所もあり、今後も作業を継続的に実施していく必要がありそうです。

 参加者、月山ペアリフトを運営している月山観光開発株式会社様、後援に加えて当日もご協力いただいた西川町様をはじめとして、開催にあたって後援・協力いただいた皆様、ありがとうございました。今回のような手作業による除去作業を行う以外にも、これ以上繁茂する範囲が拡大しないように、登山前に登山靴などの靴底を綺麗にしてから登山に臨むといったような、1人1人のちょっとした心がけが植生の保護保全にも繋がりますので、是非実践してみてください。

                               報告:齋藤

作業風景

今回除去した外来植物

作業前①

作業後①

作業前②

作業後②

青空となった「山の日」