秋の装いとなった月山八合目の弥陀ヶ原は、台風の影響で常に強い風が吹きつける状況。さすがにゆっくりと紅葉を楽しめる状況ではなく、まずは木道から落ちないように一歩ずつ確実に歩くのに専念し、少し窪地になっていて風を凌げる場所で一休みしながら、冬の日本海の荒波の如く激しく揺られているヌマガヤや紅葉した木々を眺めるのが精一杯でした。せっかく色付いたミネカエデなどの葉ですが、飛ばされずに残っている木もあれば、風当たりの良い場所だと、葉がほとんど吹き飛ばされてしまったものもありました。
月山では、一週間前に比べると6~7合目付近も秋らしい色合いになってきていました。紅葉もこれから里に向かってどんどんと下がっていくのと同時に、山頂の方では初冠雪をいつ記録してもおかしくない時期でもあります。登山をされる方は、天候や登山口までのアクセス道路の閉鎖時期をしっかりとチェックし装備を整えて楽しんでください。夕暮れはどんどん早くなっていますので、時間に余裕を持って行動するようにお願いします。