新庄市本合海にある山形百名山の一つの八向山(やむきやま)。今回は地元の田中さんによる案内で八向楯(やむきだて)跡まで、時折吹いてくる心地よい春風感じながらトレッキング。
田中さんに案内していただきながら最上川沿いを進み、登山口より歩き始めるとすぐにショウジョウバカマやカタクリの姿を発見。道の両脇に咲くカタクリの数は進むごとに増え、八向楯跡ではたくさんのカタクリが出迎えてくれました。また、他にもイワウチワ、シュンラン、イワナシなどの姿も僅かばかりですが見ることができました。途中、ビューポイントで足を止めて神室連峰の山並みを眺め、八向楯跡では眼下に最上川、そしてたくさんのカタクリに囲まれながら葉山や、いつもとは違う角度から見る月山などを眺めつつ休憩をとりました。
登山道は、八向山方面と八向楯跡方面の分岐までは少し急な登りが続き、そこから八向楯跡の手前までは下り道。近くまで来ると二重三重に巡らされた空堀があり、それを超え、少し急な登りの先が今回のゴール地点の八向楯跡。雪が残っている場所、ぬかるんでいて滑りやすい場所も少しあったので、焦らず、ゆっくりと進んでいきましたが、1時間20分程で到着しました。登山道入口や八向山方面と八向楯跡方面の分岐には道標があり、ビューポイントにも看板があるので、八向楯跡までは迷わず歩けると思います。そこでは見事な眺望とたくさんのカタクリが待っていますよ。
参加者:20名 スタッフ・ガイド:5名 記事:齋藤