山の日の前日に開催した夏の弥陀ケ原観察会。時に木道が歩き辛くなるくらい強い風が吹きつけることもありましたが、その強風のおかげで厳しい暑さも幾分和らいだので助かりました。ただ、頂上の方を眺めていると、あっという間に頂上付近が雲で覆われたかと思えば、またすぐに雲が抜けて頂上が姿を現すといったように、雲の流れがとても速く、頂上を目指して歩いていた人たちにとっては身の危険を感じるような風の強さだったかもしれません。
足下、またはすぐ近くに咲く高山植物を見て楽しむだけでなく、弥陀ヶ原湿原からは鳥海山も裾野から山頂まで、庄内平野や新庄や尾花沢方面などもすっきりと見渡すことができ、そういった遠くの景観も楽しみながら歩きました。
弥陀ヶ原湿原を一周するのに90分ほど、高山植物や周囲の景観などを撮影しながらであれば120分ほど掛かります。それだけ広い弥陀ヶ原湿原ですから、雪解けが早い場所もあれば遅い場所もあります。そうなると同じ植物でも開花時期が異なってくるため、一周するだけでもいろんな姿を見られます。ゆっくりと時間を掛けて高山植物たちをじっくり観察し、いろんな姿を知るのも楽しいですよ。
暑い日が続いています。弥陀ヶ原湿原などを歩く際は日焼けや熱中症への対策をお忘れなく。
観察できた植物
タチギボウシ、キンコウカ、ミヤマリンドウ、ニッコウキスゲ、ミヤマホタルイ、ウメバチソウ、シロバナトウウチソウ、ハクサンフウロ、モウセンゴケなど
参加者:23名 スタッフ:5名
記事:齋藤