ビジターセンターからのお知らせ

ミズバショウ見頃迎えています

一進一退を続けている今年の春、里は春爛漫、桜も満開、お山は、プチ雪模様になったり、寒くなったりとめまぐるしく変わる天気。動物たちも植物たちも対応に大変です。木の芽は鱗片を脱いじゃったら着れないし、寒さにじっと我慢しないとね。でもフキノトウ・ミズバショウは雪の下で、いつ雪溶けても大丈夫なように、準備万端、太陽の陽を浴びたら一斉に伸びますよ。
ミズバショウ、今が見頃です。白装束の修験者が月山に列をなして登っている光景を思い出します。路肩の片隅には、キクザキイチゲ・フキノトウ(雌株・雄株)が、「今が旬だよ」と言っているよう。
雪のあるところでは、「早く雪溶けないかな」と春の庭師のつぶやきが聞こえそうです。

ミズバショウ

芽吹いたばかりのキクザキイチゲ

フキノトウ(雌株)

フキノトウ(雄株)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんご存知のフキノトウです。フキノトウに雄株(雄花)と雌株(雌花)【雌雄異株】があるの知っていました。花の全体が黄白色で花の先が丸みを帯びているのが雄株、雌株は白色で花の先がふさふさしています。                        雌株は、子孫を残すため種を遠くへ飛ばさなければなりませんから周りの草より背丈が高くなります。雄株はというと花が終わると枯れてしまいます。(雄株は雄株の集団で雌株は雌株の集団で咲いていることが多いです。観察会では、男子校・女子高と言って説明しています。まれに男女共学の集団もありますよ。)