11月21日(土)に環境省主催で磐梯朝日国立公園指定70周年記念シンポジウムが羽黒コミュニティセンターで開催されました。(シンポジウムは、入口での検温や消毒液の設置及び利用、ソーシャルディスタンスを保つなど新型コロナ対策が取られたうえでの開催)
シンポジウム前半は、熊谷さとしさん、渡辺幸任さん、阿部良一さんの基調講演、工藤純平さんの表彰及び現地報告、後半はパネルディスカッションが行われました。
熊谷さんからは出羽三山や関東近県などに生息している動物たちについて観察会を楽しむためのお話。歩き方、キツネやタヌキの歩き方の特徴、パターンについて、イタチとテンの排泄物はそれぞれ匂いも違うので観察会では匂いを嗅がせるといったお話、主に樹上生活の動物のため巣箱を設置したなど他にもたくさんのお話をしてくださいました。渡辺さんは出羽三山の自然と人について映像を交えながらお話があり、阿部さんからは出羽三山の山岳信仰に関してお話、登山利用と自然体験について工藤さんから現地報告として山岳トイレやゴミに関するお話などがありました。休憩後は、八木浩司さんをコーディネーターとして前述の4名に羽黒自然保護官を加えてのパネルディスカッションが行われました。長時間のシンポジウムでしたが、皆さん途中退席することなく最後まで熱心にお話を聞いていました。そして、シンポジウム終了後は密にならないように後列から順番に退席し、会場出口でお土産(パークボランティアさん手作りの袋に、絵葉書や手作り鉛筆、休暇村庄内羽黒の温泉入浴券、東北各地のビジターセンター・インフォメーションセンターなどの自然体験施設のパンフレットほか入り)を受け取っていました。
シンポジウムにご参加いただいた皆さん、開催に際してご協力いただいた多くの方々に感謝申し上げます。
記事:齋藤